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試練続きの球児へメッセージ

甲子園球場は夏を迎える準備も整い、生い茂った外壁の蔦も刈っていたと、スポーツニッポン・内田 雅也編集委員が名物コラム『追球』で紹介していた。『学生野球とは何か』の著者・飛田穂洲氏は、 「魂の鍛錬を唯一の目的」とし、『甲子園の心を求めて』の著者・佐藤道輔氏は、「学校のグラウンド と教室に本当の意味の甲子園がある」と力説したことも引用した。 第100回大会〔2018年〕、第101回大会〔2019年〕と選手権東東京大会で2年連続、準優勝に泣いた 都立小山台高校の部員の皆さんの悔し涙を想像する。北海道胆振(いぶり) 東部地震〔2018年9月〕で ボランティア活動に活躍し、翌年〔2019年〕の秋季大会室蘭支部予選で見事に優勝した鵡川高校の 部員の心中を察するに余りある。3月1日の卒業式も中止され、先輩達を送る機会も保障されなかった。 小山台は21世紀枠で第86回選抜大会〔2014年〕に出場したが、『甲子園の心を求めて』を全部員が 熟読してきた。夏の甲子園出場を視野に入れるなら、この「高校野球のバイブル」を読み返そう! 蛭間俊之