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秋季大会 有観客へ動き

 高校野球の秋季大会は、雨天順延の影響で、鳥取県では本日、3位決定戦と決勝戦が行われた。9月6日の開幕戦、全国に先駆け、新潟県で一般客を入れて開催された。日本高野連が8月に作成した「有観客試合のガイドライン」に基づき、地域の実情に応じて観戦方法などを判断し、愛知県や高知県でも1回戦から一般客の入場を認めた。また、宮城県と愛媛県は大会途中から一般客を入れる。10月に開幕する地区大会でも、東京や東北〔宮城県〕、四国大会〔高知県〕が一般客を入れる方針である。

 もともと各都道府県高野連では、夏の地方大会の入場料が主な収入源となっているのに、選手権地方大会が中止になり。独自大会を無観客で開催した。各球場使用料や硬式ボール代など運営費は入場料収入で賄っているのに、この秋は本当に苦しい運営を強いられる。全国10地区の大会では、ほとんどは県をまたいで開催されるが、宿泊せずに日帰りできるように大会日程を延ばして準備を進めている。入場料収入がなかった県では、寄付を募集し始めた。全国各地から高校球児のハッスルプレーの報道が届けられるのを期待したい。

蛭間俊之