B l o g おもれいブログ

独自大会や甲子園交流試合を終えて

 猛暑の中を早くも新チームの活動が始まっています。八王子の球場では、都立東大和が、かつて21世紀枠にも選ばれた文武両道の桐朋と対戦。3時間を超え、お互いに2桁得点を奪い合い、やはり入学して初めての夏休みを迎える1年生部員の動きがこれからのチーム力を決定するようです。

 独自大会に敗戦した高校の中で、かつて全国優勝を経験した文武両道の神奈川県立湘南と、1学年2クラスの小規模校ながら選抜大会に3度出場経験のある北海道鵡川に共通していたのは、「この8月まで公式戦の野球大会に参加できた幸せ」を語っていたことです。特に昨年秋に地区大会で駒大苫小牧を倒して優勝したものの、北海道大会で初戦の札幌国際情報に大差で敗れた鵡川は、南北海道大会で立命館慶祥との打撃戦に惜敗しました。しかし、新チームで頑張る後輩たちと一緒に汗を流しながら助言を与える3年生部員の元気な姿を見ることになるでしょう。

 甲子園での交流試合の2日目、第2試合の長崎県諫早市の創成館と島根県立平田の試合は、多くの観客に見せたい好試合。試合後、勝者である創成館の下野研児部長は、早くも新チームを視野に入れ、来春の選抜大会を目指して頑張るとのメールが入りました。このチームの三塁手は、沖縄から進学され、並々ならぬ努力が実り、その背番号5は、沖縄県立高校で野球部の監督を務められるお父様にはまぶしく映ったでしょう。

蛭間俊之