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さあ、ベースボール記念日 野球を摂取しよう!

 サンケイスポーツ新聞社・鈴木学記者がコラム『甘口辛口』で、1971年の第53回全国選手権大会〔出場30校〕で、お父様が母校・磐城高校〔東北地区=宮城・福島の代表〕が勝利するたびに球児と一緒に校歌を歌っていた様子を思い出にしていると語る。8月16日の決勝で桐蔭学園に0-1で惜敗するまで、3連勝した。「峰は秀づ 赤井嶽 水は清し 夏井川 ここ磐陽の 學び舎に ああ樂し 我等ともがら」と球児が歌う姿にこの夏も懐かしいお父様の姿が蘇るだろう。「天国の父に代わり、うろ覚えだが校歌の冒頭ぐらいは口ずさんでみよう。」と結ばれていた。

 スポーツニッポン新聞社・内田雅也編集委員の名物コラム『追球』によれば、米国では野球場に試合を見に行くことを「テイク・イン」という。映画や芸術を鑑賞に行く際に使う言葉らしい。「これは野球特有の言い回しだ。野球には摂取すべきものがたっぷりある。摂取したものを吸収〔テイク・イン〕する時間もふんだんにある。だからこそ、こういう言い方が生まれたのかもしれない」〔ジョージ・F・ウィル『野球術』〕

蛭間俊之