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「動き7割、言葉3割」

 10月22日〔木曜〕の日本経済新聞・朝刊のコラム「逆風順風」に志村けんさんのお笑いの原理として紹介されていた。篠原正幸記者によると、この「身体性」を極めたプロ野球選手として、長嶋茂雄さんをご紹介されていた。指導者として松井秀喜さんに教えるときも理屈よりも、身体表現が基本だから、「腰を入れてバットを振る」が、「ダーっと」「バーッと」などの擬音語や擬態語が連発される。松井さんは、「言葉が分かりにくいと思ったことは一度もなかった」という。高い技術レベルの保持者同士、動きで分かり合えたのは本当に素晴らしい。身体感覚について書かれた本を久しぶりに読み返してみたい。

蛭間俊之