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「メジャー流」常に考え学ぶ!

 日経新聞に、仁志敏久さん〔常総学院→早稲田大学→日本生命→巨人→横浜、筑波大学大学院〕のコラム「スポートピア」で、2016年9月のメジャーリーグ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの若手マイナー選手のキャンプに2週間ほど、コーチ研修に参加されたお話が紹介されていた。

 早出練習のアーリーワークが行われているグラウンドで、走塁練習が行われていた。選手4、5人で走者一、二塁、打球は右中間への飛球という状況を想定しての練習だったという。飛球に応じて一塁走者、二塁走者の動きを熱心に指導されていた。「選手の戸惑いはコーチの責任だ。状況を細かく説明していないことに責任がある。若い自分よりも、今の方が知識がある。常にWhy?と考えるんだよ」とベテランコーチが助言されたという。

 さらに、統括ディレクターとして、コーチや選手をまとめていたトニー・ペレスチカさんは、今はメジャーの三塁ベースコーチだが、「今の子は試合を見ずにニュース映像だけを見るから派手なプレーばかりしたがる」と、基本的な練習を怠るなとアーリーワークの重要性を強調されたそうだ。常に学ぶことの大切さを学んだ仁志さんの日本の球団での指導者デビューが楽しみだ。

蛭間俊之