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独自大会は雨に翻弄される

 代替大会で熱戦が続くが、異常に多い雨に日程調整が困難となっている。来年の第103回選手権地方大会では、天候による順延等の影響が今年ほどないことを祈りたい。

 和歌山県の代替大会では、初日〔7月18日(土)〕に愛須貴志・県高野連会長〔田辺高校OB,田辺高校野球部元監督〕の心温まるご挨拶が大変良かった。和歌山県の高校野球を長年、支えてこられたお2人の先生の偉大なる業績をご紹介された。2019年10月に急逝された日本高野連事務局長・竹中雅彦さん〔県高野連・第6代理事長〕と、育成功労賞を受賞された日本高野連理事・中村尚登さん〔県高野連・第7代理事長〕が、県と全国の橋渡しをしながら、大会運営の充実にも全力を注がれた。次に、南部高校龍神分校・高垣公彰主将が選手宣誓で紀三井寺球場に立つ幸せを述べtたが、大原弘監督〔県立桐蔭OB〕率いる和歌山大学硬式野球部の献身的なサポート体制の充実ぶりを見れば納得させられる。

 代替大会とはいえ、すべての試合がテレビとラジオで中継される手厚さは、全国ナンバー1ではないかと思う。優勝しても甲子園には出場できないが、高校球児にとって思い出に残る裏方の皆さんによる心憎いご配慮をこの機会に学びたい地方連盟もあると思われる。どうかすべての高校球児が笑顔で大会を終えられることを切に願うばかりだ。

蛭間俊之