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代替大会での創意・工夫・支援

 7月14日〔火〕に開幕した青森県の独自大会では、メイン会場・青森市営球場に「甲子園の土」が内野一面に敷き詰められた。青森県高野連と青森銀行野球部有志〔監督:小比類巻 英史さん《八戸学院光星→岩手大、お父様の英秋さんは三沢高校で太田幸司投手とバッテリーを組まれ、第51回全国選手権大会で準優勝》〕がクラウドファンディングを立ち上げ、弘前市出身の西武ライオンズ・外崎修汰選手〔弘前実→富士大学〕らも協力し、415万円を集め、阪神園芸から約35トンの甲子園の土を購入した。試合後に土を持ち帰ることはできないが、スパイクに付着した土を瓶に入れて帰るぐらいは黙認するらしい。

 今日の試合に敗れたある青森県立の先生からは、「人として部員を強くさせることができなかった」との悔しさいっぱいのメールが届いた。夏の選手権青森大会で準優勝2回を経験された指導者でも、甲子園並みの神聖な雰囲気で選手たちを落ち着かせることが難しいとは、高校野球の奥深さを実感する。新チームに向けて切り替えていただきたい。

蛭間俊之