B l o g おもれいブログ

「近大革命」から読み解く

こんばんは、宮内です。 先日社内研修にて「近大革命」の本を皆んなで読みました。
●誰に対してのアプローチなのか、徹底的に分析して大学全体で「マーケティング」をした。
本の中には飛躍する前の現実をすべて受け止めて、近畿大学がどのようにこれから改革していくのか、がまずは書かれていました。 何事にも現状の大学の評価や立ち位置、ステージを知り、現実を受け止めるところから始まるんだと思います。 あとは、どのように改革を起こしていったのかをとてもスリリングにスピード感溢れる戦略で、本には紹介されています。 広報は大学広報課だけがやるものではなく、全体の部署を巻き込んでいったところもとても興味深い点です。 そして、一般企業の広報と大学広報は全然違うものだったのが、ベンチャー論的には部分で変化に対応できる大学へ環境整備していったのが、本当に意味で近畿大学の快進撃に繋がっています。
●高校生・受験生は、「お客様」である。稼ぐという意識をもった大学への仕掛け
大学にとって、受験生はお客様と一緒であるという考えが、要所に書かれており、そして、一般企業と同じく大学組織も稼ぐことが大事だという点も書かれていました。 色々と賛否両論があるみたいですが、無駄なものを整理し、伝えるべき相手は誰なのかを今一度考え、本来の強みを引き出し、集中投下すべきポイントに一気に予算を投下していった戦略は、企業経営、マーケティング戦略に関しても自分たちに通じるものがあり、 とても勉強になる本でした。